内部リンクの貼り方。関連記事へ自然に送る方法

記事を書き終えたあと、関連記事を一応足しておくか、となることがあります。自分もよくやります。でも、その一応のリンクは、押した後に何が片付くのかが見えません。読者には、本文の途中で急に別室へ案内されたように見えます。

内部リンクは、数より先に行き先の用事を決めます。どの記事から、どの記事へ、何を片付けに行かせるのかを先に決めます。ここを決めないまま貼るリンクは、見た目が整っていても本文の流れを止めます。

最初に、リンク先候補を3つだけ出す

内部リンクを貼る前に、候補を3つだけ出します。全部の記事から探すと面倒になって、最後は「関連記事」でごまかしがちです。候補は、今の本文を読んだ人が次に詰まりそうなことから選びます。

たとえばタイトルの直し方を書いているなら、候補は「キーワード選定」「検索意図」「タイトルの具体例」あたりです。カテゴリが同じだけの記事は外します。似ている記事より、次の作業に使える記事を残したほうが、読み手の迷いは減ります。

候補を出したら、それぞれに「押したら何を片付けられるか」を一文で書きます。一文にできない記事は外します。ここで残せないリンクは、たぶん今の記事に呼ばれていません。読者はサイト巡回をしたいわけではなく、今の疑問を先に進めたいだけです。

次に、本文のどこで迷いが出るかを見る

リンク先が決まったら、本文を上から読みます。読者が「それはどうやるの」と止まりそうな場所だけに印を付けます。印が付かないリンクは外します。置く理由がないからです。

タイトルの話をしている段落なら、SEOタイトルで最初に直す場所へ送る理由があります。キーワードの話をしている最中なら、検索数と書きやすさの見方へ送るほうがまだ分かります。逆に、タイトルの段落からキーワード記事へ飛ばすなら、本文側で一度キーワードの話を出しておきたいです。

自然に置けないリンクは、無理に入れません。貼る場所がないリンクは、リンク先が悪いのではなく、今の記事で呼ぶ理由が足りていません。

こういう浮いたリンクは、見た目では分かりにくいです。本文から離して見たとき、初めて余計さが出ます。

迷った場所だけに印を残すと、必要なリンクと、今は外してよいリンクが分かれます。全部を助けようとしないほうが、本文は読みやすいです。

リンク文言は、記事名より作業名に寄せる

置く場所まで決まったら、リンク文言を直します。記事名をそのまま入れても読めますが、作業中の人には届きにくいです。記事名より、作業名に寄せます。

「詳しくはこちら」は、リンク先の用事を読者に渡していません。前後の本文で説明できているならまだ許せますが、本文側の説明不足をリンク文言で隠している場合は直します。「SEOタイトルで最初に直す場所を見る」「次に狙うキーワードを選ぶ」くらいまで書くと、押した後の用事が見えます。

ただ、全部のリンク文言を長くするのも違います。長いリンクが並ぶと、本文の中に小さい見出しが何個も刺さっているように見えます。前後の本文で理由が分かるなら、短くていいです。

リンク文言だけが長くなったら、本文が説明をサボっているかもしれません。リンクに背負わせすぎないよう、そこは戻って直します。

最後に、リンクだけを拾って読む

公開前は、本文を全部読み直す前にリンクだけを拾います。リンクだけ読んで「どの記事へ行くか」ではなく「何を片付けに行くか」が分かるなら、直す対象を絞れます。

分からないリンクは、候補選びに戻します。リンク先で片付く悩みを一文にし、置く場所を読者が迷う段落の近くへ移し、文言を作業名に寄せます。きれいな順番では進みません。何度か戻ります。

直す順番は一方通行ではありません。候補、置き場所、文言を何度か戻って見ます。面倒ですが、この面倒を飛ばすと「関連記事」で全部流す記事になります。

この時点で戻る先が分かっていれば、直し方は小さく済みます。候補が違うのか、置き場所が違うのか、文言だけ直せばよいのかを分けます。全部を同時に直そうとすると、直す順番が崩れます。

この確認で「詳しくはこちら」が残っていても、すぐ悪者にはしません。前後を読んで、押した後の作業が分かるなら残してもいいです。分からないなら直します。内部リンクは、貼った本数より、押す前に選べるかで見たほうが失敗しにくいです。

公開済みなのにSearch Consoleで表示回数0のままなら、リンク先を選ぶ前に表示回数0の記事に内部リンクを足す順番も見ます。読者が押す理由と、Googleがたどれる道を同時に確認できます。

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