スニペットという言葉、最初に聞くと妙に遠く感じます。検索結果に出る短い説明文のことだと分かっても、「で、ブログを書く側は何をすればいいのか」で止まる人は多いはずです。私も用語を覚えたあと、しばらく何も変えませんでした。
スニペットは、検索結果でタイトルの下に出る説明文です。Googleはページ本文などからスニペットを作ります。メタディスクリプションが使われることもあります。だから、書き手が完全に支配できる場所ではありません。ただ、材料は用意できます。
スニペットは、検索前の読者が見る本文です
記事本文は、クリックされたあとに読まれます。スニペットは、クリックされる前に読まれます。ここを分けて考えると、やることが見えます。本文で何を約束しているのかを、検索結果に出てもおかしくない形で本文内にも置いておく。これが最初の作業です。
たとえば、本文の冒頭が「こんにちは、今日はSEOの話です」だけだと、検索結果で拾われたときに中身が見えません。挨拶が悪いわけではありません。ただ、記事の約束が後ろにあると、検索前の読者には伝わりにくくなります。
先に見るのは、検索結果に出したい言葉ではありません。本文の中に、検索結果へ出ても困らない一文があるかです。そこがないままメタディスクリプションだけを書いても、本文から別の文が拾われたときにずれます。検索結果の表示を完全に選べないなら、本文側に拾われて困らない材料を置いておきます。
メタディスクリプションだけに任せない
スニペットを考えると、メタディスクリプションを書けば終わりだと思いがちです。でも、Googleはページ本文からスニペットを作ることがあります。だから、説明文の欄だけ整えて、本文の入口が曖昧なままだと足りません。本文にも、この記事の約束が分かる文を置きます。
この文は、派手でなくていいです。「この記事では、検索結果に出る説明文の材料を本文と抜粋欄にどう置くかを整理します」。これくらいで十分です。ここに、本文で答えていない成果や数字を入れない。検索結果で目立つより、開いたあとにずれないことを優先します。
メタディスクリプションを書くなら、本文の約束と同じ言葉を使います。言い換えでかっこよくしようとすると、検索結果だけ別の記事みたいになります。「抜粋」「説明文」「スニペット」を無理に全部入れる必要もありません。この記事で読者が検索していそうな言葉をひとつ選び、残りは本文で受けます。
検索結果に出る文は毎回同じではありません
検索語によって、検索結果に出る説明文が変わることがあります。これを知らないと、「設定した文と違う」と不安になります。違う文が出ること自体は珍しくありません。見るべきなのは、出てきた文が読者の検索語に対して変な約束をしていないかです。
たとえば「スニペットとは」で検索した人に、本文の途中の専門的な話だけが出ていたら、入口として硬すぎます。反対に「メタディスクリプション 書き方」で検索した人に、用語説明だけが出ていたら、手順が見えません。検索語ごとに、拾われた文と本文の約束が合っているかを見ます。
まず直すのは、冒頭の約束です
スニペット対策として最初に直すなら、本文冒頭の約束です。メタディスクリプション欄だけを整えるより、本文の最初に「誰の何を片付ける記事か」を置くほうが、記事全体も整います。検索結果のためだけではなく、読者が本文へ入るための案内にもなります。
書き方は単純です。「このページで、誰が、何を決められるか」を一文で置きます。スニペットという言葉を知らない人でも、その一文があれば記事の入口が見えます。用語説明は、そのあとで間に合います。
ここで用語説明を長くしすぎると、また入口が奥へ行きます。スニペットの定義は短く置き、そのあとに自分の記事でどこを直すかへ進みます。読者は用語集を作りたいわけではなく、検索結果で自分の記事がどう見えるかを知りたいからです。
確認するのは、検索語と約束のずれです
公開前にスニペットを完全には確認できません。だから、公開前は材料を整えます。公開後に見るのは、検索語と出ている説明文のずれです。検索語が手順を求めているのに、説明文が定義だけなら、本文冒頭かメタディスクリプションを直します。
スニペットは、魔法の入力欄ではありません。読者がクリック前に見る、短い入口です。入口に本文の約束が見えていれば、それで仕事をしています。用語を覚えたら、次は本文冒頭を見ます。そこに約束がなければ、説明文より先に本文を直します。
本文冒頭、メタディスクリプション、WordPressの抜粋文をどの順で見るか迷う場合は、検索結果の説明文を3つに分けて見る順番へ戻れます。

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