WordPressの抜粋欄、空のままでいいのか迷いませんか。記事本文は書いたのに、最後に別の短文を求められる。しかも、それが検索結果の説明文に関係するかもしれないとなると、急に面倒になります。
抜粋文は、毎回きれいな宣伝文にしなくていいです。まず決めるのは、記事の本文と同じ約束になっているかです。本文で答えていないことを抜粋に書くと、検索結果でも一覧ページでも、読者に違う入口を見せることになります。
抜粋文は本文の外にある入口です
抜粋文を本文の要約だと考えると、書くのが重くなります。私は、本文の外に置く入口だと考えます。検索結果に使われる場合も、サイト内の記事一覧に出る場合も、役割は同じです。読む前の人に、この記事でどの迷いが片付くかを渡します。
本文が「更新日を変える前に見ること」なら、抜粋では「更新日のSEO効果を解説します」と広げません。「本文を直した証拠として更新日を出すかを判断します」と書きます。抜粋のほうが本文より広いと、読者はクリック後に肩すかしを受けます。
抜粋欄に書く前に、本文の冒頭を一度だけ読みます。冒頭に読者の迷いが出ていて、抜粋にも同じ迷いが出ているなら、そのまま進めます。冒頭は体験談、抜粋は手順、タイトルは用語説明、という状態になると入口が三つに割れます。入口が割れると、短い記事でも読みにくくなります。
空欄のままで困る記事
抜粋欄を空にしても、検索結果の説明文はページ本文から作られます。だから、空欄がいつも悪いわけではありません。ただ、冒頭に挨拶、余談、前提説明が長く入る記事では、検索結果に出てほしい約束が後ろへ流れます。その場合は、抜粋欄に入口を書いたほうが管理しやすいです。
たとえば、体験談から入る記事です。本文の冒頭に書き手の話が必要な場合、検索結果には別の入口を出したいことがあります。そこで抜粋欄を使います。読者には検索前の判断を渡し、本文では書き手の温度を出す。役割を分ければ、どちらも邪魔になりません。
空欄にしていい記事もあります。冒頭の二、三文で記事の約束がそのまま読める記事です。そういう記事まで抜粋を書き直すと、管理する文が増えます。本文を直したのに抜粋だけ古い、という別の事故も起きます。抜粋欄は毎回埋める欄ではなく、本文冒頭だけでは入口が伝わりにくいときに使う欄です。
抜粋で煽らない
抜粋欄でやりがちな失敗は、本文より元気な言葉を書くことです。「知らないと損」「必見」「徹底解説」と書くと、検索結果では目立つかもしれません。けれど、本文が普通の手順なら、言葉だけが浮きます。記事を増やしていく運用では、この浮き方が目立ちます。
私は、抜粋文で煽りを使わないようにしています。代わりに、読むと決められることを書きます。「メタディスクリプションの文字数を覚える前に、本文の約束から抜粋文を作る順番を整理します」。このほうが地味ですが、本文とのずれは減ります。
本文冒頭とセットで直します
抜粋だけ整えても、本文冒頭が違う話から始まると読者は止まります。抜粋で「手順を書きます」と言ったのに、本文が長い定義から始まる。抜粋で「判断基準を書きます」と言ったのに、本文が雑談だけで進む。入口が二重になります。
だから、抜粋を書いたら本文冒頭を読みます。抜粋の一文を読んだ人が、本文の最初の三段落で「合っている」と感じるか。ここがずれていたら、抜粋ではなく本文冒頭を直すこともあります。説明文の問題に見えて、実は本文の入口がぼけていることがあります。
公開前に一度だけ声に出します
最後は、抜粋文を声に出して読みます。ここで広告っぽいなら削ります。本文の中身より大きく聞こえるなら削ります。何の記事か分からないなら、本文の約束に戻します。抜粋欄は、立派に見せる場所ではありません。クリック前の誤解を減らす場所です。
読んで違和感がなければ、そのまま置きます。無理に上手くしなくていいです。記事の約束が見え、本文冒頭とつながっていれば、抜粋文の仕事は終わっています。検索結果で毎回そのまま出る保証はありませんが、少なくともサイト側で用意する入口としては足ります。
抜粋欄を直した日は、タイトルも一緒に見ます。タイトル、抜粋、本文冒頭の三つが同じ記事を指しているか。ここがそろっていれば、説明文だけ妙に浮くことは減ります。検索結果で何が使われるかは選び切れませんが、サイト内で矛盾した入口を用意しないことはできます。
抜粋欄を使うか決める前に、メタディスクリプションやスニペットとの役割を比べたい場合は、検索結果の説明文を3つに分けて見る順番へ戻れます。

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